パンナー病(ぱんなーびょう)とは?
パンナー病とは、肘の外側にある骨端核(上腕骨小頭部)という軟骨部分が異常を起こし、痛みが発生するものです。
5~10歳の子供に多く発生し、スポーツしていなくても発生します。
骨端核とは骨が成長するための部分で、子供しかなく異常を起こすことがあります。
予後は良好で、およそ2~3年で自然治癒するものですので心配はありません。
パンナー病はどのような原因で発生する?
結論から申し上げますと、パンナー病の原因は不明です。
スポーツ歴や外傷歴などは関係ないとされていて、男女差もありません。
利き手に多いということもなく、右手・左手どちらでも発生する可能性があります。
パンナー病の気になる症状は?
パンナー病は、肘の外側(上腕骨小頭部の骨端核)に圧痛(押した痛み)があるのが特徴的です。
しかし、なかなか専門的な知識がないと触るのは難しいため、不用意に触って確かめるのはやめておきましょう。
日常生活では、ベッドから起き上がる時など手を衝いた際に痛みがあります。
また、肘を屈伸した時にも痛み、特に伸ばした時は上腕骨小頭が関節で当たるため、痛みを伴いやすいです。
肘を伸ばした時と同様に、肘を外側から押さえる(外反ストレステスト)と関節内で上腕骨小頭が刺激され、痛みが発生するでしょう。
パンナー病の施術はどうすれば良い?
予後良好で約2~3年もすれば自然治癒しますので、基本的に経過観察となります。
電気施術をしながら、患部の状態を定期的に確認し、痛みの度合いを調べます。
骨端核はレントゲンでハッキリ写らないことも多いため、エコー(超音波観察装置)がとても有効です。
エコーで骨端核を観察すれば、状態をしっかり確認することができるでしょう。
もし、痛みが強い場合は一時的に肘関節を固定したり、三角巾で提肘するのも効果的です。
しかし、何週間も固定する必要はなく、痛みが引いてきたら固定を外しリハビリ(運動療法・物理療法)を行います。
まとめ
パンナー病は比較的少ない病気のため、病態をお伝えすると不安になる方も多いですが、心配なものではありません。
しっかり経過観察を行い、状態を把握していれば予後は良好です。
しかし、症例が少ないため誤診されることもありますので、しっかり診察をしてくれるところに行くことが大切です。
痛みで困っている方は、一度近隣の整骨院・接骨院や医療機関に相談してみてください。
当記事が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
ヒグチ整骨院・鍼灸院について
当院では、症状となっている原因を的確に特定し、根拠のある施術を心掛けております。
原因がわからなかったり施術範囲外の症状だったりした場合は、精密検査を依頼することもあります。
どこに行っても変わらない・ちゃんとした整骨院で施術されたい・関西圏にお住まいの方は、ぜひ当院にお越しくださいませ。
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